こんな所で――足掻けというのか絶望的過ぎるそもそもこれは現なのか夢なら溺れる苦しみで眼が覚めるはずだ大丈夫私は良くやったもう体力は無い救いも無い人で逝くのだ――足掻く事が生きる事なら否応無く誰もが課せられる生きるとは生きる事と向き合う事かもしれない答えが解せぬならそれでも良い思考で見える物ではない経験を重ねた先に見える物だから夜に眠る拷問の刻同じ夢を見る何回も何回も夢の中だから何も感じないそんなはずだったとても恐ろしくてそれは容易に突き刺さる脳の神経を伝って私は友人と愉快に喋る彼らとは古い付き合いだそれ故懐かしい彼らは突如雰囲気が変わり私に襲い掛かる何処からかナイフを持ち出して私は床に押し倒され全く動けない私の手を掴み彼らは指の間を小刻みに切り出す止めろ、即日振込報告はするぜ...